マンションタイプのお墓ってどうなんだろう?

お墓 マンション

マンションタイプのお墓の便利さを否定する人はいないでしょう。少子高齢化と核家族化の日本にマッチした、新しい納骨の姿だからです。一般的なお墓のように戸外の墓地・霊園に置かれ、墓石に向かって手を合わせることもできます。

 

ただマンションタイプのお墓は新しい形態なので、「亡くなった人の供養になるのだろうか」「周囲の人に霊を雑に扱っていると思われるのではないだろうか」といった懸念を持つ人がいるのも事実です。

 

しかしマンションタイプのお墓に疑問を感じる方は、そもそもそれがどのようなものなのか知らないのではないでしょうか。仕組みや費用が分かれば、マンションタイプのお墓は低予算で無理なく気持ちのこもったお参りができる、優れた供養方法と実感できるでしょう。

そもそもマンションタイプのお墓とは

マンションタイプのお墓が、なぜ「マンションタイプ」と言われるかというと、

 

  • マンションのように階層や隣接した部屋(カロート、納骨室)がある
  • マンションのような便利さと合理性を兼ね備えている

 

という2つの意味があるからです。それぞれ詳しく見てみましょう。

 

マンションのように階層や隣接した「部屋」がある

一般的によく知られているお墓は、高さ1メートルほどの墓石があり、その下に遺骨を納める空間「カロート」があります。カロートは納骨室ともいい、地中にある場合と地上に出ている場合があります。そしてカロートに遺骨を納めることができるのは、原則家族だけとなっています。

 

お墓 マンション

一方、マンションタイプのお墓は、標準的なタイプですと、高さ約2メートル、幅約1.5メートル、真上から見ると正八角形になっています。それ自体が墓石とカロートを兼ねていて、計4区画のカロートが縦5段、横8段に積み重なった形になっています。
ただこの形態は標準タイプであって、これ以外にも様々な大きさやデザインのマンションタイプのお墓があります。

 

40区画のカロートには1つずつ石の扉がついていて中に遺骨を納めます。

 

「1区画のカロート」を購入する

 

マンションタイプのお墓を買う人は、40区画のうちの1つのカロートを買うことになります。自分でお墓を建てるのではなく、すでにあるマンションタイプのお墓の1区画を買うことになるので、まさに「分譲」しているわけです。
よって、40区画のカロートに納められている霊は、全員が他人ということになるのでこの点もマンションと同じです。

 

マンションのような便利さと合理性を兼ね備えているお墓とは

お墓 マンション

一戸建て住宅は土地も建物も自分のものなので、誰に気兼ねすることなく自由に使うことができますが、マンションは共同生活なので、多少自由が制限されます。しかしマンションが人々の人気を集めているのは、便利であり合理的だからです。
それと同じことが、一般的なお墓とマンションタイプのお墓でもいえます。

 

一般的なお墓は1区画すべてを使ってご先祖様を供養することができます。しかし管理はすべて子孫が行わなければなりません。また一般的なお墓は価格が高くなってしまうので、どうしても土地代が安い都心から離れた遠い郊外の霊園(共同墓地)につくることになるでしょう。そうなるとお墓参りする頻度が減ってしまいます。

 

マンションタイプのお墓は、多くの都心部のお寺が採用しているのでお墓参りに出かける苦労がありません。またお寺や管理会社がマンションタイプのお墓全体を清掃管理してくれるので、お墓のケアの心配から解放されます。

 

マンションタイプのお墓を購入した人たちは、

 

  • 自分や祖先にぴったりサイズ
  • お墓のことで悩まなくていい
  • お墓を守る苦労が減った

 

といった利点を挙げています。

戸外の墓地でお参りできる

マンションタイプのお墓は「ほかの人の遺骨と一緒になる」と説明されることがあるので、納骨堂や合祀墓と混同されることがありますが、この3つはまったく異なるものです。

 

納骨堂とマンションタイプのお墓の違い

お墓 マンション 納骨堂

納骨堂は室内に設置された、大型のロッカーのような設備に遺骨を納めます。お参りをするときはロッカーの扉を開けて先祖に手を合わせることになります。墓石はなく、仏壇が用意されています。個別に安置する点では、納骨堂とマンションタイプのお墓は同じです。

 

ただマンションタイプのお墓は、一般のお墓と同じように、戸外の墓地や霊園の中に建てられています。またマンションタイプのお墓は石でできているので、「墓石に向かって手を合わせる」という、日本人になじみのあるお参りができます。

 

さらにマンションタイプのお墓は、普通の個人のお墓を何倍にも大きくした形をしているので、風格があります。

 

合祀墓とマンションタイプのお墓の違い

合祀墓は、多くの方の遺骨を1つのお墓の中に入れます。遺骨を個別には安置するわけではなく、ほかの人の遺骨と一緒になってしまうので、後から自分の先祖だけを取り出すことはできません。

 

一方、マンションタイプのお墓は、大きなお墓が1つ建っていてその中に40区画のカロートが組み込まれています。1つひとつのカロートは壁と床と天井でしっかり区切られているので遺骨を個別に安置することができます。

 

マンションタイプのお墓は一般タイプとほぼ同じ

 

つまりマンションタイプのお墓は、

  • 一般のお墓のように戸外でお参りできる
  • 墓石に向かって手を合わせることができる
  • 個別に安置されているので個別に先祖と向き合える

 

という特徴があり、ほぼ一般のお墓と同じといえます。

 

都心に多く設置されているのでお参りに便利

東京文京区、新宿区、港区、神奈川県横浜市、鎌倉市、埼玉県さいたま市、大阪市。
これはほんの一例にすぎないのですが、マンションタイプのお墓を導入しているお寺の所在地です。どれも人口が密集した都心部にあります。

 

マンションタイプのお墓は、墓地の敷地面積が狭く、なおかつ遺骨が多く集まる都心部のお寺や霊園に設置されていることが多いという特徴があります。そのためお墓参りのアクセスがいいのです。

 

費用が安い

マンションタイプのお墓は、一般的なお墓より費用が安いという特長があります。
一例を紹介しますと、「のうこつぼ」のブランドでマンションタイプのお墓を数多く手掛けている株式会社愛心(本社東京都港区)の場合、カロート(納骨室)1区画を約50万円で提供しています。

 

お墓 マンション のうこつぼ

 

最大6分の1の費用

一般的なお墓のことを家墓というのですが、費用は大体120万〜300万円ほどになります。
室内のロッカータイプの納骨堂は、60万〜120万円です。マンションタイプのお墓は費用面でのメリットがかなり高いといえるでしょう。

 

永代供養だから維持費もかからない

一般的なお墓を建ててしかも永代供養ではない場合は、維持費に年数十万円かかることもあります。マンションタイプのお墓の場合、ほとんどが永代供養になります。永代供養は最初に費用負担をすれば、原則、それ以降はお金がかかりません。
※お寺や霊園によっては、清掃費などとして年間1万円ほどかかる場合もあります。

 

ちなみに、最も費用を抑えることができるのは散骨式の合祀墓で数万〜30万円ほどです。

 

「比較して決めたい」という方は情報を集めまよう

 

以上、マンションタイプのお墓のメリットを紹介してきましたが、それでもまだ「決めかねる」という方は少なくないでしょう。
当然です。一般的なお墓のスタイルは歴史が長く、日本人に慣れ親しんでいます。お墓は何十年にわたって使用する設備なので、後悔したくありません。そこで、マンションタイプのお墓にするか、それとも一般的なお墓にするか、きちんと比較することをおすすめします。

 

出版社が運営する「いいお墓」はお墓情報の宝庫

まずはたくさんの情報を集めましょう。
お墓情報を集めるなら、出版社の株式会社鎌倉新書のサイト「いいお墓」が便利です。全国7,000以上の霊園・墓地情報が掲載され、日本最大級の規模です。

 

お墓 マンション いいお墓

 

鎌倉新書は仏教や墓石、霊園、葬儀、仏壇などの書籍や冊子を多数出版しています。その鎌倉新書が集めたお墓に関する情報が「いいお墓」で一覧できるのです。

 

ステップを踏んでお墓を選ぶ

 

お墓選びは、ステップを踏んで進めていきましょう。

 

第1ステップ:予算、場所、お墓のタイプを決める

最初のステップは、予算、場所、お墓のタイプを決めることです。
まず予算ですが、2段構えで決めましょう。「大体これくらいの予算でおさまったらいいな」という初期予算と、「絶対にこれ以上は支払わない」という最終予算です。最終予算を決めておかないと、営業プッシュを受けたときに押し切られてしまうことがあります。

 

第1ステップでの場所決めは、大きくとらえましょう。「車で2時間以内」「公共交通機関の最終駅から徒歩圏内」といったような、アバウトな決め方で問題ありません。逆に「〇〇市〇〇区」まで決めてしまうと、良い条件のお墓を見逃すことになりかねません。

 

お墓のタイプは、家墓(一般的なお墓)、マンションタイプのお墓、納骨堂、合祀墓、永代供養墓、樹木葬、海洋散骨などがあります。これは家族でよく話し合って決める必要があります。

 

第2ステップ:とにかく多くの情報を集める

「いいお墓」に載っている全国7,000以上の霊園・墓地情報がは、地域、最寄り駅、地図から探すことができ、こだわり検索も可能です。
またマンションタイプのお墓を運営している「のうこつぼ」のサイトも、お寺情報が多数掲載されています。

 

「いいお墓」と「のうこつぼ」の2つのサイトをすべて見ても1時間もかからないので、じっくり閲覧して少しでも多くの情報を集めてください。

 

いいお墓 のうこつぼ

いいお墓

日本全国7,700以上の霊園を掲載しているので、様々な特色・条件で検索・比較ができます。

 

また、複数の霊園の資料請求・見学予約がWEB・電話で簡単にでき、コールセンターで専任スタッフが無料で相談に乗ってくれるのも心強いです。

 

>>公式サイトはこちら

のうこつぼ

墓石・墓地使用料・家名刻印料がセットで498,000円と従来のお墓を比べかなり費用を抑えられます。

 

また、永代供養付きなのも独身の方や子供がいない方、先祖代々の墓がない方などにも安心です。

 

 

>>公式サイトはこちら

 

 

第3ステップ:現地視察の回数は多ければ多いほどよい

お墓はこれから何度も訪れる場所ですので、家から現地までの経路や墓地・霊園の周辺の雰囲気、墓地・霊園自体の様子がとても重要です。
お墓はスピリチュアルなものなので、選ぶときは直感やフィーリングも大切にしてください。そのため、現地への見学は必ず行ってください。ネットを見て気になった場所はすぐに訪れてみてください。

 

現地視察の回数が多ければ多いほど、自分と先祖に合ったお墓を見つけることができるでしょう。

 

第4ステップ:墓石の選考や納骨の手続き

一般的なお墓である私墓を選択した場合、区画選び、墓石選び、管理費など、決めることがたくさんあります。
一方、マンションタイプのお墓や納骨堂、合祀墓の場合、遺骨を納める場所は決まっているので、この第4ステップの作業は大幅に軽減されます。

 

まとめ

 

マンションタイプのお墓は、その立派なたたずまいも魅力のひとつです。凝ったデザインのものが多く、巨大なオブジェのようです。

 

一般のお墓のほうが1人分の空間は広いのですが、豪華さや荘厳さではマンションタイプのお墓のほうが上回るでしょう。故人の生前の志向などを考慮して、決められてはいいかがでしょうか。